黒丸尚翻訳短編リスト

1974年から1993年までに発表された黒丸尚訳の短編一覧。

2023年3月で没後30年を迎える黒丸尚の翻訳短編アンソロジーを出すのはどうか、という要望をここのフォームから投稿した。とはいえ実現の望みは薄そうなので、集めて読むために一覧を作った。

主な参照元は翻訳作品集成。長編の翻訳は Wikipedia にまとまっている。

著者名アルファベット順、原著発表年順。

ウディ・アレン Woody Allen
- 「クーゲルマスのお話」 The Kugelmass Episode (1977)
  - SFマガジン1978年5月号
  - 別訳：堤雅久訳「ボヴァリー夫人の恋人」
アルフレッド・ベスター Alfred Bester
- 「これが複製だ――多目的応用自在SFパターン（附・五十の脚注）」 Here Come the Clones: An All Purpose Science Fiction Pattern Suitable For Any Occasion, With Fifty Footnotes (1976)
  - SFマガジン1978年4月号
ジャック・ケイディ Jack Cady
- 「暗黒を前にして」 By Reason of Darkness (1988)
  - 『ナイト・フライヤー』新潮文庫
リック・デマリニス Rick Demarinis
- 「あなたの物語」 Your Story (1988)
  - 季刊 SF adventure 1992年秋季号
ジョージ・アレック・エフィンジャー George Alec Effinger
- 「カーテン」 Curtains (1974)
  - 『SF戦争10のスタイル』講談社文庫／白川星紀名義
- 「まったく、何でも知ってるエイリアン」 The Aliens Who Knew, I Mean, Everything (1984)
  - SFマガジン1985年4月号
- 「またも祖父殺し」 Another Dead Grandfather (1987)
  - SFマガジン1989年3月号
フィリス・アイゼンシュタイン Phyllis Eisenstein
- 「お呼びに応えて」 In Answer to Your Call (1978)
  - SFマガジン1978年7月号
フィリップ・ホセ・ファーマー Philip José Farmer
- 「シャーロック・ホームズ、アフリカの大冒険」 The Adventure of the Peerless Peer (1974)
  - 『奇想天外復刻版アンソロジー』南雲堂、別冊奇想天外 No.3（1977年8月号）／白川星紀名義
チャールズ・Ｌ・フォントネイ Charles L. Fontenay
- 「絹布と歌」 The Silk and the Song (1956)
  - SFマガジン1978年6月号
ランドル・ギャレット Randall Garrett
- 「黄色の謎」 Puzzle in Yellow (1956)
  - 奇想天外1974年10月号／白川星紀名義
- 「フィオン・マク・クーメイル最後の戦い」 The Final Fighting of Fion Mac Cumhail (1975)
  - SFマガジン1977年9月号
ウィリアム・ギブスン William Gibson
- 「ホログラム薔薇のかけら」 Fragments of a Hologram Rose (1977)
  - 『クローム襲撃』ハヤカワ文庫SF
- 「記憶屋ジョニイ」 Johnny Mnemonic (1981)
  - 『クローム襲撃』ハヤカワ文庫SF、SFマガジン1986年11月号、2010年1月号
- 「ガーンズバック連続体」 The Gernsback Continuum (1981)
  - 『クローム襲撃』『ミラーシェード』ハヤカワ文庫SF
- 「Tokyo Suite」 Tokyo Suite (1988)
  - PENTHOUSE1988年5月号-7月号／東京滞在記
- 「愛する人（みっつの頭のための声）」 The Beloved (Voices for Three Heads) （1991）
  - 『ArTRANDOM Robert Longo』京都書院／詩
- 「アカデミー・リーダー」 Academy Leader (1991)
  - 『サイバースペース』NTT出版、季刊インターコミュニケーション No.3
  - （『サイバースペース』に載っているのが黒丸訳かは未確認）
チャールズ・Ｌ・グラント Charles L. Grant
- 「死者との物語」 Spinning Tales with the Dead (1988)
  - 『ナイト・フライヤー』新潮文庫
ポール・ヘイズル Paul Hazel
- 「昼食に女性を」 Having a Woman at Lunch (1988)
  - 『ナイト・フライヤー』新潮文庫
マーク・レイドロー Marc Laidlaw
- 「ニュートリマンサー」 Nutrimancer (1987)
  - SFマガジン1988年7月号
ジェフリー・Ａ・ランディス Geoffrey A. Landis
- 「ディラック海のさざなみ」 Ripples in the Dirac Sea (1988)
  - SFマガジン1990年3月号
キース・ローマー Keith Laumer
- 「バースデイ・パーティ」 Birthday Party (1978)
  - SF宝石1980年6月号／白川星紀名義
タニス・リー Tanith Lee
- 「水に書いた愛」 Written Water (1982)
  - SFアドベンチャー1991年5月号
バリイ・Ｎ・マルツバーグ Barry N. Malzberg
- 「最終戦争」 Final War (1968)
  - SFマガジン1977年6月号
ジョージ・Ｒ・Ｒ・マーティン George R. R. Martin
- 「序幕」「幕間一」～「幕間五」 Prologue / Interlude One - Five (1987)
  - 『ワイルド・カード1 大いなる序章（上下）』創元SF文庫
- 「ジューブ 1」～「ジューブ 4」 Jube: One - Four (1987)
  - 『ワイルド・カード2 宇宙生命襲来（上）』創元SF文庫
ヴィクター・ミラン Victor Milán
- 「ワイルド・カード・ウイルスの科学」 The Science of the Wild Card Virus: Excerpts from the Literature (1987)
  - 『ワイルド・カード1 大いなる序章（下）』
- 「友だちから多少の助けがあるから」 With a Little Help from His Friends (1987)
  - 『ワイルド・カード2 宇宙生命襲来（下）』創元SF文庫
ウィリアム・ネイバーズ William Nabors
- 「平和このうえもなし」 The State of Ultimate Peace (1974)
  - 『SF戦争10のスタイル』講談社文庫
アンドリュー・Ｊ・オファット Andrew J. Offutt
- 「神々とともに去りぬ」 Gone with the Gods (1974)
  - SFマガジン1986年9月号
チャド・オリヴァー Chad Oliver
- 「頭の上に星」 A Star Above It (1955)
  - 別冊奇想天外 No.2（1977年4月号）／白川星紀名義
キット・リード Kit Reed
- 「シャン」 Shan (1978)
  - SFマガジン1979年1月号
キース・ロバーツ Keith Roberts
- 「深淵」 The Deeps (1966)
  - 別冊奇想天外 No.4（1978年3月号）／白川星紀名義
- 「コランダ」 Coranda (1967)
  - 『ホークスビル収容所』ハヤカワ文庫SF
ルーディ・ラッカー Rudy Rucker
- 「フーディニの物語」 Tales of Houdini (1981)
  - 『ミラーシェード』ハヤカワ文庫SF
- 「自分を食べた男」 The Man Who Ate Himself (1982)
  - 『ラッカー奇想博覧会』ハヤカワ文庫SF、SFマガジン1987年2月号
- 「慣性」 Inertia (1983)
  - 『ラッカー奇想博覧会』ハヤカワ文庫SF、SFマガジン 1984年2月号
- 「第三インター記念碑」 Monument to the Third International (1984)
  - 『ラッカー奇想博覧会』ハヤカワ文庫SF、SFマガジン1986年1月号
- 「柔らかな死」 Soft Death (1986)
  - 『ラッカー奇想博覧会』ハヤカワ文庫SF、SFマガジン1989年9月号
スコット・ラッセル・サンダーズ Scott Russell Sanders
- 「昇天」 Ascension (1985)
  - SFマガジン1988年2月号
ボブ・ショウ Bob Shaw
- 「凍てついた獣たち」 Frost Animals (1979)
  - SFマガジン1988年12月号
ジョン・スラデック John Sladek
- 「古カスタードの秘密」 The Secret of the Old Custard (1966)
  - SFマガジン1985年6月号
  - 別訳：越智道雄訳「古くなったカスタードの秘密」
  - 別訳：柳下毅一郎訳「古カスタードの秘密」
ノーマン・スピンラッド Norman Spinrad
- 「美しきもの」 A Thing of Beauty (1973)
  - SFマガジン1981年10月号
ウォルター・テヴィス Walter Tevis
- 『ふるさと遠く』ハヤカワ文庫SF Far from Home (1981)
  - 「金煉瓦」 The Goldblick (1957)
  - 「“おやゆき”の“もしゆき”」 The Ifth of Ooth (1957)
  - 「おお弾み」 The Big Bounce (1958)
  - 「学者の弟子」 The Scholar's Disciple (1969)
  - 「据置き家賃」 Rent Control (1979)
  - 「エコー」 Echo (1980)
  - 「運がない」 Out of Luck (1980)
  - 「母の訪問」 A Visit From Mother (1981)
  - 「父さん」 Daddy (1981)
  - 「幽明界に座して」 Sitting in Limbo (1981)
ハワード・ウォルドロップ Howard Waldrop
- 「みっともないニワトリ」 The Ugly Chickens (1980)
  - 『80年代SF傑作選（上）』ハヤカワ文庫SF、SFマガジン1982年9月号
- 「ブロードウェイ上空30分ジェットボーイ最後の冒険」 Thirty Minutes Over Broadway! (1987)
  - 『ワイルド・カード1 大いなる序章（上）』創元SF文庫
イアン・ワトスン Ian Watson
- 「寒冷の女王」 Mistress of Cold (1984)
  - 『スロー・バード』ハヤカワ文庫SF、SFマガジン1987年10月号
- 「アイダホがダイヴしたとき」 When Idaho Dived (1985)
  - 『スロー・バード』ハヤカワ文庫SF
ロバート・Ｆ・ヤング Robert F. Young
- 「ホロガール」 Hologirl (1978)
  - SFマガジン1979年5月号
ロジャー・ゼラズニイ Roger Zelazny
- 「ソロモン王の指環」 King Solomon's Ring (1963)
  - SFマガジン1980年2月号
- 『地獄に墜ちた者ディルヴィシュ』創元SF文庫 Dilvish, The Damned (1981)
  - 「ディルファーへの道」 Passage to Dilfar (1965)
  - 「セリンデの歌」 Thelinde's Song (1965)
  - 「ショアダンの鐘」 The Bells of Shoredan (1966)
  - 「メライザの騎士」 A Knight for Merytha (1967)
  - 「血の庭」 Garden of Blood (1979)
  - 「白獣」 The White Beast (1979)
  - 「アアチの場」 The Place of Aache (1980)
  - 「《氷の塔》」 Tower of Ice (1981)
  - 「分割された街」 A City Divided (1981)
  - 「悪魔と踊り子」 Devil and the Dancer (1981)
  - 「《地獄に墜ちた者》ディルヴィシュ」 Dilvish,The Damned (1981)
- 「ザ・スリーパー」 The Sleeper (1987)
  - 『ワイルド・カード1 大いなる序章（上）』創元SF文庫
- 「灰は灰に」 Ashes to Ashes (1987)
  - 『ワイルド・カード2 宇宙生命襲来（上）』創元SF文庫